今日は25日。クリスマス。イエス=キリストの誕生を祝う日なのだそうだ。偶然か、今日は”命”というものをいつも以上に感じた日であった。
先日とはうってかわって、今日は本当にのんびりと家でごろごろ過ごしていた。時間を持て余すというか、無駄にしていたというか。
朝起きてアメリカのクリスマスには欠かせない"Chrismas Story"を見て、昼寝。起きてディナーくらいはクリスマスらしく、という事で友人にディナーの招待のための電話。その電話の中で自分らの知り合いが先日自殺をしたという事を知った。
自殺?どうして?
この半年、彼と話た時の事、彼の普段の振る舞いを思い出してみる。あの時声をかけていたら何か助けれたんかな、なんて考えてみても彼の事をほんの少ししか知らなかった自分に実際何ができたやろうか。誰にも止めれん事やったんかな、とかあれこれ考えるが答えなんて見つからず。実感も湧かない。
その後友人宅で飯を食い、日本の2年程前のビデオを見よった。そしたら”夜回り先生”の名で有名らしい水谷修さんのドキュメンタリーがはいっとった。彼の薬に溺れて行く若い子達を必死に助けようとする姿に大変心を打たれた。
大切なのは成績でも、誰かより優れているか、なんて事じゃなく、人間としての思いやりだったり優しさだったり、そんな人間らしく生きている事が大切なんだと現代社会に訴える彼。
”死ぬな、死んじゃ駄目だぞ。”優しく、そして力強いその言葉が命の大切さを伝えてくれた。
水谷さんまでとは行かないまでもこれからは少しでも自分の周りにいる人達の力になれるような人間でありたいと思った。
命って人との繋がりがあってこその命なんやろうなと思った日だった。