先日長年ともに暮らしてきたおでこのできものが膿とともに消え去りました、もう大仏もしくは千マサオとは言わせません、だいすです。マサオの漢字がわかりません。
本日、8月1日わがスイートパイ、ソフトボールチームが夏シーズン最後の試合を終えました。実はここ2週間ほどの間校内のソフトボール大会に日本人で毎年同様チームをつくって試合にでていたわけです。
寄せ集めのチーム、練習もする間もなく始まった大会でしたがそれなりに楽しめ、よかったと思います。
さて、このソフトボール(もしくは野球)というスポーツは他のバスケやサッカー、それにアメフトなどの球技と比べ体力的に比較的楽でスローなスポーツと思われます。しかしその反面このスポーツは精神面ではかなりのプレッシャーがかかる。
打つにしろ守るにしろ、ボールがやってくるのをじっと待つ時間が長いこのスポーツ、そのぶんあれこれと考える時間があります。いつボールがどのように、どの方向にくるかもわからない。常に神経を研ぎ澄まし、白球一つに全神経を注がなければならんとです。
とくに僕らの行うソフトボールは野球とももちろん違い、比較的ボールを打ちやすいよう投手は球を下からゆっくりと投げます。うてて当たり前に見えるボール、これがまた遅く、タイミングを合わせるのが難しい。とくに打ち気にはやると必ずといって良いほど凡フライをあげてしまう。
ありとあらゆる場所で”自分”との戦いがあるとです。なかなか奥が深い。
そして今回ソフトをプレーしてみて、例年の自分と今回の自分を比較。
守り、打撃共に確実に上達しました。
なぜかと考えると:
1.これまでの経験により”生きた打球”に対する反応が良くなった。
2.この5ヶ月ほど続けているキントレ、ランニングにより体が安定し、ボールを捕球する前の走りをよりスムースにできるようになった。
3.
精神面が強化された。
この3つが主な理由と思われるけど、特に3は大きいかいな、と。
アメリカに来てからの4年で流石に精神的に強くなった気がする。
何をする時にも自分の現状を把握して、無理な物は無理と割り切れるようになったのが大きかとおもわれる。どんなに背伸びしても相手が自分より上手ければ敵わない時は敵わん。無理してあせるより、その時自分のできる事を精一杯やってそれで無理なら相手が上だから仕方ない、と思えるのは大事だな、と。
ヘンなプレッシャーを自分に与えずに比較的自然に、自分らしくやれるので良い。
エラーしたとしても自分なりに頑張って行った後での結果なら仕方が無い。それでも自分がレギュラーとして選ばれたんやし、その結果がチームの最高の結果なはずやし。落ち込む必要は無いと思う。そこで周りが何か言って来るような事があればそれは周りがおかしいだけであまり気にする必要もない。
大切なのは失敗して自分に何が必要か、何がたりないかを考えて次につながるよう行動をする事。過去を後悔しても何もならないどころかその後にすら悪影響を与える。後悔やなくて反省して次に”活かせる”ように。
本当に”しまった”と思うなら謝るのではなくてそれを直せるように努力する事。それが一番大切。謝ったからといってそれで何かが変わるわけではなかよね。
昔野球、ソフトをやる上でだいすは自分の事を”パワーヒッターで肩が強い”と勘違いしとった。今は自分が非力で肩が非常に弱いという事をちゃんと理解した上でプレーできるけん肩の力抜いて自分にあったプレーができるようになってきたかいなー、と。ま、自分の足を勘違いしてタッチアウトになったのはご愛嬌、っちゅー事で。
”初心者の 上級者への道のりは 己を知りて一歩目”
いやいや、ソフト面白かった。負けたけど皆成長したねー。