試合を終えて帰って来たら家のドアにオレンジの帽子が掛かっていた。
あれ?
誰からかいな、と思って見てみるとメッセージが書かれている。
(ap)Preciate all the hard work. Even though we give you shit.
(毎度一生懸命ありがとよ。俺らはいつもお前にクソみたいな扱いするのにな。)
その乱暴な言葉の裏にある暖かさにじ〜んとした。
良く奴が見せる照れ笑いとはにかみながら言う"thanks"に、ニヤリとしながら人を馬鹿にしてくる姿がいっぺんに思い浮かんできた。
Marcus Williams #11 & Coach Q
このプレゼントの差出人はMarcus Williams。
今日の朝とうとうSan Antonio Spursから声がかかってTorosを出て行った。
去年大学2年生を終えたばかりに関わらずSpursからドラフト2巡目に指名されて将来をきたいされていた彼。ずーっとスーパースターの道を通って来たためか天狗になってた彼はシーズン始まる直前に解雇され、Torosに来る事に。
始めはトップリーグのコーチじゃないからとCoach Qの話は聞かない、わがまま、自分勝手、と本当にどうしようもない存在だった。それが時が経つにつれCoach Qとの信頼は深まり、どんどん人間として、アスリートとして成長。去年は結局2度NBAから声がかかり、今年こそはと彼自身とTorosスタッフの彼への期待は高かった。なかなか上から声がかからないなかでも、辛抱強く日に日に成長していく彼の姿は本当にたくましかった。
とうとうこの時がきた。
去年上から声がかかって来た時とすら比べ物にならないくらい成長した彼。
不安をずっと超えて期待が高まる。
あのマニュの代えとして選ばれた。
楽しみだ。。。
きっと帽子好きな俺のために選んでくれたこの帽子。
なんでCoach Qの名前が一緒にあるのか、ちょっと不思議なわからないでも無いような。
今までの頑張りが報われる。
ほんとにうれしい。